昼休みに抜け出して植松知祐展を訪ねた。少し寒いけど日差しのあるマチ散歩を兼ねて。案内ハガキを頼りに行くと、懐かしい界隈だった。半世紀以上前の遊びエリア円形の南西境界。いろんな仕掛けで遊ばしてくれた警察博物館。今思えばけっこう悪ガキも混ざって通っていたからおもしろい。遊び場所としてどーなんだか、っていう心持ちも、うっすら残っているから、なおさら懐かしい。ギャラリーはその並び。迷うことはない。通りから覗いて見える地下の壁面から彼のピンクが飛び出してきた。
年末に親しんだ作品も展示されているけれど、新、旧作を含めて、トータルに鑑賞すると、随分印象が異なって見えてくるから不思議だ。作家と話しながら、学生時代の作品をふくむポートフォリオをじっくり見せてもらう。初期の群像劇のような描き込みから、どんどん削っていって、シンプルになり、そして今展は、作家も言ってたけれど、少し、また描き込みへと向かうターニングポイントのように思われた。いずれにせよ彼の奮闘ぶりが確かに伝わってくる展覧会だった。
階段を昇って地上へ。あたりは古いビルの並び。やっぱり懐かしい風景のままだ。日本橋から銀座、路地へ入ればそこかしこ昔のまんまだ。(M・U)
左の二点が新作。
植松知祐展「知らずして」 2月27日から3月10日まで 日曜休み 11時から19時(最終日17時)
ギャラリー ビー トウキョウ 03-5524-1071 中央区京橋3-5-4吉井ビルB1










